はじめまして。僕は過去5年間、副業やビジネスの個別コンサルティングを行ってきた者です。

正直に言うと、僕自身も最初は散々な失敗を重ねました。会社員時代に「簡単に稼げる」という甘い言葉に踊らされ、転売、アフィリエイト、投資と手を出しては挫折。気がつけば100万円以上を無駄にしていました。

その痛い経験があったからこそ、今度は同じ失敗をする人を減らしたいと思い、コンサルティングを始めました。これまで300人以上の方をサポートしてきましたが、驚くほど職業によって失敗パターンが決まっていることに気づいたのです。

これらの失敗談を聞いていて、僕は確信しました。職業や立場が違っても、根本的な原因は同じなのです。それは「正しい情報と戦略の不足」ではありません。真の原因は「相手の立場で考える洞察力の欠如」だったのです。

あなたも、どれかのパターンに心当たりはありませんか？

実は、僕もコンサル生たちと全く同じ失敗をしていました。

会社員時代、副業でインスタグラムを始めた僕は「毎日投稿すればフォロワーが増える」という情報を信じ込み、必死に投稿を続けていました。朝の通勤電車でネタを考え、昼休みに写真を撮り、夜遅くまで編集作業。まさに投稿マシーンと化していたんです。

確かにフォロワーは増えました。3ヶ月で1000人、半年で3000人。数字を見るたびに「やった！成功してる！」と舞い上がっていました。

しかし、現実は残酷でした。フォロワーが3000人いても、商品を紹介すれば「いいね」は激減。アフィリエイトリンクをクリックする人はほとんどいない。結果として、半年間の努力で稼げた金額はわずか月3000円程度だったんです。

当時の僕は完全に「数字の錯覚」に陥っていました。フォロワー数という見た目の数字に騙され、本当に大切な「質の高いフォロワー」を集めることを忘れていたんです。

さらに悪いことに、毎日投稿に追われて本業の会社員としてのパフォーマンスも落ちていました。上司から注意され、同僚からは「最近疲れてない？」と心配される始末。副業で成功するどころか、本業まで危うくする愚かな状況でした。

「なぜフォロワーがこんなにいるのに稼げないんだ？」

この疑問を持ったとき、僕はようやく重要な事実に気づいたんです。フォロワーの「量」ではなく「質」こそが収益に直結するということを。

そして、職業によって効果的なアプローチが全く違うということも理解しました。看護師、保育士、事務員、営業マン…それぞれが持つ専門性や強みを活かさずに、みんな同じような投稿をしていては差別化できるはずがありません。

僕がこの気づきを得て戦略を変えてからは、フォロワー数は減っても収益は10倍以上になりました。

そんな失敗を重ねていた僕に転機が訪れたのは、会社の同僚との何気ない飲み会でした。

「最近、副業頑張ってるんだよね」と話した僕に、同僚の田中（仮名）がこんなことを言ったんです。

「確かに毎日投稿してるの見てるけど、正直何の人かよくわからないんだよね。で、結果的に何が売りたいの？」

その瞬間、頭を殴られたような衝撃を受けました。

毎日必死に投稿していた僕が、一番身近な人にすら「何の人かわからない」と言われている。しかも田中は僕のリアルでの専門性も知っている人です。それでもわからないということは…

帰宅後、改めて自分のアカウントを客観視してみました。すると愕然としました。投稿は確かに毎日続いている。フォロワーも少しずつ増えている。でも一つ一つの投稿に統一感がなく、僕が何を提供できる人なのか全く見えてこない。

「ああ、これがコンサル生たちが陥っている罠と同じなんだ」

その時初めて気づいたんです。テクニック論に走っている限り、この本質的な問題は解決できない。毎日投稿も、ハッシュタグ戦略も、フォロワー増加のコツも、すべて表面的な対処療法でしかなかった。

本当に必要なのは「自分が何者で、誰に何を提供できるのか」を明確にすること。そして、それを一貫して伝え続けることだったんです。

この気づきが、後に僕のコンサルティングの核となる考え方につながっていきます。

田中の一言で気づいた僕は、これまでなぜテクニック論ばかり学んでも結果が出なかったのかを深く考えるようになりました。

そして分かったのは、市場に溢れる情報の大半が「やり方」ばかりで、「在り方」について語っているものがほとんどないということでした。

「毎日投稿しろ」「ハッシュタグは30個つけろ」「ストーリーズを活用しろ」

これらは確かに間違っていません。でも、これらのテクニックは全て「相手に何かを伝える手段」でしかないんです。肝心の「何を伝えるか」「どう伝えるか」という部分、つまり対人関係力の部分が完全に抜け落ちている。

考えてみてください。リアルの営業でも同じですよね。商品知識をいくら覚えても、お客様との信頼関係を築けなければ売れません。プレゼン資料をどれだけ綺麗に作っても、相手の心に響く話し方ができなければ意味がない。

でも、なぜ市場にはテクニック論ばかりが溢れているのか？

答えは簡単です。テクニックの方が「商品」として売りやすいからです。

「3ヶ月でフォロワー1万人達成する7つの投稿術」の方が、「信頼関係を築く本質的なコミュニケーション力」よりもはるかにキャッチーで売れます。具体的で即効性がありそうに見えるからです。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

テクニックは模倣できても、その人の人柄や信頼性は模倣できません。同じ投稿術を使っても、発信者によって反応が全く違うのはこのためです。結果が出ている人は、実はテクニック以前の部分、つまり「どういう人として認識されているか」という対人関係力の部分で既に差がついているんです。

だからこそ、僕たちはまずこの本質的な部分から学び直す必要があります。

では、テクニック論ではなく本質的な解決策とは何なのか。それは「相手の立場で考える洞察力」と「伝える力」です。

僕がコンサル生たちの失敗パターンを分析して気づいたのは、成功している人とそうでない人の決定的な違いがここにあることでした。

成功している人は、必ず「相手が何を求めているか」を深く考えています。投稿する前に「この内容は読者にとってどんな価値があるのか？」「なぜこの人は僕をフォローしたいと思うのか？」を自問自答しているんです。

一方、失敗している人（過去の僕も含めて）は、「今日は何を投稿しよう」「どうしたらフォロワーが増えるかな」と、常に自分目線で考えています。

実際、僕のコンサル生で看護師のAさんは、最初「今日も夜勤で疲れました」という日記のような投稿ばかりしていました。でも視点を変えて「夜勤明けでも疲れを残さない3つのコツ」として同じ体験を価値ある情報に変換したところ、一気にエンゲージメントが向上したんです。

営業職のBさんも同様です。「今日はアポが取れませんでした」から「断られた時こそチャンス！次につながる印象的な切り返し方」に変えただけで、同業者から「参考になる」とDMが届くようになりました。

この洞察力とコミュニケーション能力は、SNS副業だけでなく、本業での営業成績、上司や部下との関係、さらにはプライベートの人間関係まで、すべてに応用できます。

相手の立場で考える習慣がつけば、会議でも「この提案は相手にどんなメリットがあるか」を考えて発言できるようになります。部下を指導する時も「この人は今何に困っているか」を理解してアドバイスできるようになる。

実はこれこそが、どんな時代になっても通用する本質的なスキルなのです。

ここまでお読みいただいた方の中で、「確かにテクニックばかり追いかけていた」「相手の立場で考えることができていなかった」と気づいた方もいるでしょう。

でも実は、気づくだけでは何も変わりません。

僕がこの5年間で500人以上のコンサル生を見てきて分かったことがあります。それは、本質を理解できる人は全体の約10%しかいないということです。

残りの90%の人は、また新しいテクニックを探しに行きます。「もっと簡単な方法があるはず」「この人の言うことは当たり前すぎる」と言って、結局また同じ失敗を繰り返すんです。

でも、その10%の人は違います。彼らは「相手の立場で考える洞察力」と「伝える力」を本気で身につけようとします。そして実際に結果を出していくんです。

例えば、コンサル生の佐藤さん（30代・会社員）は、これまで3年間インスタグラムで毎日投稿を続けていましたが、フォロワーは500人程度で収益ゼロでした。しかし、相手の立場で考えることを意識し始めてから、わずか6ヶ月でフォロワー5000人、月収50万円を達成しました。

彼がやったことは特別なテクニックではありません。ただ、「この投稿を見る人は何を求めているのか」「どんな悩みを抱えているのか」を徹底的に考え抜いただけです。

実は僕は現在、このような本質的な能力を身につけたいと本気で考えている少数の方々と、より深くお付き合いをしています。テクニック論ではなく、真の洞察力と伝える力を磨くためのコミュニティです。

もしあなたが「本気で変わりたい」と思うなら、その道筋をお示しできるかもしれません。