会社員の典型的失敗パターン：「隙間時間幻想」

会社員の方の8割が陥るのが「隙間時間幻想」です。「通勤時間にスマホでできる！」という甘い言葉に釣られ、電車内でインスタ投稿やYouTube編集をしようとする。結果、中途半端なコンテンツを量産し、フォロワーは増えても収益化できない。

実際の相談者Aさん（32歳会社員）は、毎日片道1時間の通勤時間でブログを書き続けました。1年で300記事書いたのに、月収は2000円。なぜか？集中できない環境で書いた記事は、読者の心に刺さらないからです。

主婦の典型的失敗パターン：「完璧主義の罠」

主婦の方に多いのが「完璧主義の罠」です。時間があると思われがちですが、実際は家事育児で細切れ時間しかない。それなのに「毎日投稿」「高品質コンテンツ」といった理想を追い求め、結果的に継続できずに挫折する。

相談者のBさん（28歳主婦）は、子供の昼寝時間にプロ並みのインスタ写真を撮ろうと毎日2時間かけていました。でも子供が泣けば中断。ストレスが溜まり、半年で燃え尽きました。

5度目の失敗：数字に踊らされた愚かな私

2019年、私のTwitterフォロワーが1000人を突破したとき、私は有頂天でした。「これで大きく稼げる」と確信し、29,800円の副業ノウハウを販売したんです。

結果は惨敗。売上はたった59,600円。2本しか売れませんでした。

1000人のフォロワーがいて、たった2本。conversion率0.2%という屈辱的な数字です。

転機：1人の厳しいDMが全てを変えた

そんなとき、ある女性からこんなDMが届きました。

「あなたの商品、誰に向けて作ったんですか？私は会社員で時間がないのに、あなたのノウハウは毎日3時間の作業前提。現実を見てください。」

この一言で目が覚めました。私は1000人の「数字」しか見ていなかった。その1000人の中にいる「時間のない会社員」「子育て中の主婦」「資金の限られた学生」という「人」を見ていなかったんです。

1人の理想顧客に焦点を当てた結果

そこで私は戦略を180度変更しました。

フォロワー1000人の中から、たった1人の「理想顧客」を設定したんです。それは「平日夜2時間しか時間がない会社員で、副業月収5万円を目指している30代男性」でした。

その1人のために商品を作り直し、価格を9,800円に下げ、再販売しました。

結果は驚愕でした。たった200人にしか案内しなかったのに、23本売れたんです。売上225,400円。conversion率11.5%。

前回の約58倍の成果です。

【会社員の場合：職場観察法】

あなたが会社員なら、最強の武器があります。それは「職場」です。私のコンサル生の田中さん（仮名）は、この方法で月30万円を突破しました。

具体的には、昼休みに同僚の愚痴や相談を聞くんです。「最近、副業始めたいんだけど…」「投資って怖くて…」こうした生の声が、そのままペルソナになります。

【主婦の場合：ママ友ネットワーク活用法】

主婦の方には、会社員にはない強力なネットワークがあります。ママ友との何気ない会話、PTA活動での悩み相談、これらすべてが宝の山です。

実際、私のコンサル生の佐藤さんは、幼稚園の送迎時間での「家計が厳しくて…」という会話から、節約術のコンテンツで大成功しました。

【学生の場合：同世代の悩み共有法】

学生の皆さんは「経験がない」と悩みがちですが、これは大きな勘違いです。あなたの周りには同じ悩みを抱えた同世代がたくさんいます。

バイト先での人間関係、就活への不安、恋愛の悩み。これらは立派な市場です。大学生の山田くんは、就活の面接対策で月20万円を稼いでいます。

【フリーランスの場合：クライアント逆算法】

フリーランスの方は、既存のクライアントから逆算してください。なぜあなたに依頼したのか？どんな悩みがあったのか？この分析が最高のペルソナ設定になります。