こんにちは。SNSビジネスコンサルタントです。今日は、私のコンサル生の中でも特に印象的だった方の体験談をシェアしたいと思います。正直、この話を聞いた時は私自身もかなり衝撃を受けました。

彼をAさんとしましょう。Aさんは某大手商社で営業部長を務める、まさに「デキる男」の典型でした。年収は1億円を超え、部下からの信頼も厚い。リアルビジネスの世界では、まさに頂点に立つ人物です。

「なんで僕がこんなに苦戦するんだ？」Aさんがコンサルに申し込んできた時の第一声です。正直、プライドがズタズタになっていました。

実は、これって珍しい話じゃないんです。リアルで大成功している人ほど、SNSで躓く。なぜだと思いますか？

答えは簡単です。「成功体験が邪魔をするから」です。

リアル営業では、相手と面と向かって話し、信頼関係を築き、クロージングする。でもSNSは全く違います。まず「知ってもらう」ことから始めなければならない。相手の顔も見えない。反応も薄い。今までの成功パターンが全く通用しないんです。

Aさんも最初は「そんな基礎的なこと知ってるよ」という態度でした。でも蓋を開けてみると、SNSの基本中の基本すら理解していなかった。

例えば、投稿内容。彼の投稿は完全に「営業マン目線」でした。商品の機能や企業の実績ばかり。でもSNSで求められるのは「共感」や「価値提供」です。

「僕、完全に勘違いしてました」3回目のセッションで、Aさんがようやく認めた言葉です。

プライドって、時として最大の敵になるんです。特に今まで成功してきた人ほど、「初心者に戻る」ことが苦手。でも、SNSは別世界。一から学び直す謙虚さが必要なんです。

もしあなたが「SNS難しそう」「自分には無理かも」と思っているなら、安心してください。年収1億円のトップ営業マンでさえ、最初は失敗するんです。

大切なのは、失敗を恐れずに基礎から学ぶこと。そして、今までの成功体験にとらわれすぎないこと。

前の章でお話ししたAさんのケースを受けて、今日は私のコンサル経験から見えてきた「なぜ成功者の真似をしても失敗するのか」について、各属性別に分析してみたいと思います。

実は、Aさんのような失敗パターンは決して珍しくありません。これまで300名以上のコンサル生を見てきて、属性ごとに共通する落とし穴があることに気づいたんです。

成功者の表面的なテクニックを真似するのではなく、自分の状況の中でどう価値を生み出すかを考える。これが成功への第一歩だと私は確信しています。

前章では各属性別の落とし穴をお話ししましたが、今日はもう一歩踏み込んで、SNS副業が続かない人に共通する根本的な問題についてお伝えしたいと思います。

実は、私自身も最初は大きな勘違いをしていました。リアルビジネスで成功した人ほど、この罠にハマりやすいんです。

リアルとネットでは信頼構築の時間軸が根本的に違う

リアルな営業の場合、初回訪問から契約まで数回の面談で済むことが多いですよね。お客さんの顔が見えるし、会社の看板もあるし、名刺交換もする。ある程度の信頼は最初から担保されているんです。

ところがSNSでは、あなたは文字通り「赤の他人」です。フォロワー0からスタートして、毎日コツコツ投稿を続けても、最初の3ヶ月は本当に反応がない。これが当たり前なんです。

でも多くの人がここで「自分には向いていない」と諦めてしまう。特に年収が高い人ほど、この「無反応期間」に耐えられません。

ネット特有の「信頼貯金」システム

ネットでの信頼は「貯金」のようなものです。毎日少しずつ価値のある投稿をして、読者の役に立つ情報を発信し続ける。この積み重ねが一定の閾値を超えた時、突然フォロワーが増え始めます。

私の経験では、この閾値は大体3〜6ヶ月の継続投稿です。でも、リアルでの成功体験がある人ほど「もっと早く結果が出るはず」と思い込んでしまう。

でも、だからこそチャンスでもあります。本当に価値のあるコンテンツを継続的に発信できる人だけが生き残れる時代になったということです。

次回は、この「継続の壁」を乗り越えるための具体的な戦略についてお話しします。

ここまで問題点ばかりお話ししてきましたが、「じゃあ一体どうすればいいんだ？」と思われている方も多いでしょう。今日は、私が300名以上のコンサル生と向き合う中で発見した、ネット特有の信頼構築法と成功戦略をお伝えします。

実は、答えは意外とシンプルでした。

最初に気づいたのは、ネットで成功している人たちには共通する「信頼の作り方」があることでした。リアルビジネスでは実績や肩書きが信頼の源泉になりますが、ネットではむしろ「人間らしさ」や「透明性」の方が重要なんです。

例えば、先ほどのAさん。私は彼にアドバイスしました。「営業部長としての成功体験を語るのではなく、むしろ副業で失敗している今の等身大の姿を発信してみませんか？」と。

最初は抵抗がありましたが、「年収1億円の営業マンが副業で苦戦中」という正直な投稿を始めたところ、反応が劇的に変わったんです。同じように副業で悩む会社員の方からの共感コメントが殺到しました。

次に、個人の強みを活かす戦略について。

私が発見した法則は、「リアルでの強み×ネット特有の課題」という掛け合わせが最強だということです。Aさんの場合、営業スキルという強みを「ネット営業の難しさ」という課題と組み合わせることで、独自のポジションを確立できました。

この戦略のポイントは、自分の専門分野をネットの文脈で再定義することです。単純に知識をひけらかすのではなく、「ネットならではの悩み」を解決する視点で発信するんです。

結果として、Aさんは3ヶ月で安定したファンベースを築き、半年後には月50万円の副業収入を達成しました。

大切なのは、表面的なテクニックではなく、自分らしさを活かしながらネット環境に適応することです。

前章では私が発見した戦略をお話ししましたが、今日は実際に失敗を重ねる中で体系化した「7つの成功法則」をお伝えします。これは私自身の失敗経験と、コンサル生たちの成功事例から導き出した実践的なメソッドです。

ここまで長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に、どうしても伝えたいことがあります。

今のSNS副業市場って、正直言ってかなり歪んでいると思うんです。「3ヶ月で月収100万円達成！」「コピペだけで稼げる！」といった派手な謳い文句ばかりが飛び交い、本質的なスキルアップを軽視する風潮が蔓延している。

でも考えてみてください。リアルビジネスで長年成功してきたあなたが、そんな薄っぺらい手法で心から満足できるでしょうか？

私がお伝えしてきた7つの法則も、結局は「本質を見抜く力」に集約されます。表面的なテクニックに惑わされず、あなた自身の経験と強みを活かして、ネットの世界でも本物の価値を提供する。それが真の成功への道筋だと確信しています。

もしあなたが「もう無駄な遠回りはしたくない」「本質的な力を身につけて確実に結果を出したい」と思われるなら、私は全力でサポートしたいと思っています。

※これは私自身の体験に基づく見解であり、万人に当てはまるわけではありません。個人の状況や経験により結果は異なる場合があります。