吾輩はマーケター。名前はまだない。
はじめまして。名無しのマーケターです。
このブログにどこかからたどり着いた方もいると思うので、一応ですが私のプロフィールを残しておきます。
自分でいうのもなんですが、あまり表にでることもないし出したいと思わないので、本当にカンタンな経歴だけ。
普段は企業・法人の後ろでマーケティングしてます
あくまで本職はマーケターです。
「あなたが普段なにげなく使っているそのアイテム、実は私が仕掛けてます」みたいなお仕事です。
プライベートでも似たようなことをしていて、例えば、ニューヨーク証券取引所に上場かつ米国大手信用調査会社D&B(ダン&ブラッドストリート)からもトップクラスで格付けされた会社で管理職をされていた方の独立後の集客支援などをしていたり。
一言でいうと”ビジネスの収益化を成功させるための黒子”です。
クライアントにはこんな人がいます。
- W杯関連の仕事をしている人
- 日本プロ野球チームのプロモーションをしている人
皆さんがほんとに毎日なにげなく見てる使ってるあれこれの仕掛け人の隣か後ろで仕事をしています。あまり書きすぎると身バレしそうなのでこれくらいにしますが、そういう人です。
さて、そんな身バレしたくないし表舞台に立つ必要もない私が、ちょっと表に出てきた理由を書いておきます。
最近のマーケター界隈、ひどいよね
マーケターを名乗っている身として、本当に「どうなの?」って思うのですが、最近の界隈は本当にひどい。
なにがひどいかって、SNSやらでフォロワー増やしてインプを稼いでいるだけの人が「わたしは最強~♪」と言わんばかりに胡坐をかいている。それだけならまだいいんですけど、そんな人らがマーケティングをドヤ顔で語っていて、それだけでなく、変な商材を売っているじゃありませんか。
こういうの↓
いや、別にいいんです。こんなの買う方も買う方ですし、需要と共有があればビジネスは成立します。
ただ、だがしかしですよ。私が公私で関わっている”ホンモノのマーケター”から言わせてみると、これらのインフルエンサーやマーケターは”マーケター(笑)”なんですよね。
彼らは言いました。
「いやこいつら、ただの目立ってるだけの客寄せパンダじゃん」
本当のマーケターは、表に出ない
マーケターは本来、裏方のお仕事です。表にでないし、出る必要がないものです。出ても意味がないといいますか。
- あなたの使っているその歯ブラシ、誰が仕掛けたものですか?
- あなたのその乗っている車の素晴らしいデザインやシステムは誰が作って誰が市場に浸透させましたか?
- あなたが今日行こうと思った場所は、なぜ行きたくなりましたか?それは誰が仕掛けたものですか?
上記の質問に答えられる人は少ないはずです。
でも、事実としてあなたは今日も歯を磨き、車にのり、いつなぜそうしたいと思ったのかよくわからぬまま、目的地に向かいます。
でもその裏にはそれを仕掛けていた人がいるわけです。
でも、その人らは「俺!俺が作りました!俺は実績が~~でフォロワーも1か月でうん万人で、今ならその手法を…」なんてやりません。
USJを立て直した森岡毅さんは、名前こそ圧倒的に知られてはいますが、個人運用のSNSはありません。あっても広報が運用しているものであり、その中で”USJを〇年で立て直し、1年で1270万人もの集客を達成した〇つの方法とは!?”なんて教材も売ってませんよね。そういうことです。
矢面に立って人を集めるのは、CMでいうところの芸能人です。あの方々はあくまで客寄せパンダであり、それを使って市場に商品やサービスをそれとなく浸透させる戦略を考えるのがマーケターなわけです。
今、SNS上で無駄に主張しまくっているインフルエンサーを自称している方々は、ハリボテを立派そうにしているだけの客寄せパンダであり、それで愚かな聴衆を集めたことをマーケティングなどと呼んでマネタイズしているにすぎないのです。
我々からすると片腹痛すぎて、片腹なくなるわって話です。
客寄せパンダをありがたがっている、愚かな聴衆たち
まあそんな客寄せパンダも片腹痛いのですが、もっと片腹痛いのは、それをありがたがっている聴衆たち。それはあなたかもしれませんね。
一時の話題性や、目立っていることや、見てくれの数字やイメージで”なんだかすごそうだから。なんかみんな話題にしているから”という曖昧な理由で行動し、購買活動をしてしまった経験があるなら、あなたはその愚かな聴衆といえるかも。
結局、そういうリテラシーの低さが、リテラシーの低いマネタイズを許してしまっているのですから。先ほども書いたように、市場があり需要があるから、供給が生まれているわけです。
これは民衆が愚かになると、見てくれの公約や経歴などで安易に投票し、公約をひとつも実現することもなく余計なことばかりするリーダーを生む、最近の政治の世界にも似ていますね。
最近の都知事選なんて本当に言葉選ばずに言えば”珍獣展覧会”だったじゃないですか。あれと今のネット界隈は似ているとは思いませんか?
そんな珍獣展覧会が気持ち悪いので、ちょっとだけ表に出てきました。
政治に関してはまあいいとして、マーケティングの世界でも珍獣さんたちが”マーケティング(笑)”をマーケティングと称して好き放題していることが、本職としてはちょっといい気分はしないわけです。人の仕事を汚さないでもらっていいですか?と。
それに対して、ありがたがってお金を出している人が多いのもね。
いよいよそれで一家心中をしようとした人まででてるじゃないですか。
どう考えても不健全ですよね。
こんなアウトプットを生み出すものは、マーケティングでもなければビジネスでもないと思うんですよ。この風潮は近々より大きな問題が発生することでシュリンクするでしょうが、できれば早めに健全化を進めたいところ。
かといって私が大々的に表に立つのは嫌なので、ひっそりかつ突発的にこのブログを立ち上げました。”本当のマーケティング”に関して、なるべく簡素に伝えていきます。それで少しでも変なのに引っかかる人を減らせたらな、と。
- でも、そんなに多くの記事は書きません。せいぜい5記事程度です。
- 自分が満足したら閉鎖します。別に広告などで稼ぐ気もないので。
- SNSは今後もつくる予定はありません。私が自分で書いているはこのブログのみです。
SEOで集客するブロガー的なこともしないので、このブログにたどり着いたあなたはラッキーです。そんなご縁のあったあなたが、何か得るものがあったらいいなと思います。
はい、ということでとりあえずプロフ記事的なものを書きました。
”本当のマーケティング”に関して知りたい方は、こちらより1記事目から順番に読んでください。
では現場からは以上です。