こんにちは。SNSマーケティング分析を専門とする名無しのマーケターです。

正直に言います。あなたがSNS副業で思うような結果が出ていないなら、それはあなたの努力不足ではありません。むしろ、9割の人が陥っている根本的な「商品選択の罠」にハマっているだけです。

先日、私のコンサル生から相談を受けました。彼女は半年間、毎日インスタグラムに投稿し、フォロワーも3000人を超えていました。いわゆる「SNS運用のコツ」は完璧にマスターしていたんです。

「先生、フォロワーは増えるんですが、全然売上に繋がりません…」

彼女の投稿を見ると、確かに「いいね」も付いているし、コメントもある。でも月の売上は数万円程度。時給換算すると300円以下という現実でした。

私は彼女に一つ質問をしました。
「あなたが売っている商品、本当にお客さんが『今すぐ欲しい』と思うものですか？」

彼女が扱っていたのは、よくある美容系の商品でした。確かに需要はある。でも競合は山ほどいるし、差別化も曖昧。何より、お客さんにとって「絶対に必要」というレベルの商品ではなかったんです。

これが「売れない商品の罠」の正体です。

SNS副業で成功するための情報は溢れています。「毎日投稿しましょう」「ハッシュタグを工夫しましょう」「ストーリーズを活用しましょう」…確かにこれらのテクニックも大切です。

でも、根本的に間違った商品を選んでいたら、どんなに完璧なSNS運用をしても売れません。これは私が300人以上のコンサル生を見てきた中で確信していることです。

実際、私のコンサル生の8割が最初に選んだ商品は「売れない商品」でした。彼らは真面目で努力家です。毎日投稿も欠かさない。でも結果が出ない。そして自分を責めてしまう。

あなたも同じ状況にいませんか？

「私にはセンスがないのかも…」
「もっと頑張らないと…」

そう思っているなら、一度立ち止まってください。問題は努力不足でもセンス不足でもありません。商品選択の段階で、すでに勝負が決まっているんです。

前章で話した美咲さんのケースを聞いて、私は大手企業時代のある失敗を思い出しました。

当時、私は年間マーケティング予算1億円を預かるプロジェクトマネージャーでした。正直、かなりプライドも高く「私なら絶対に成功させられる」と思っていたんです。

しかし、最初の商品ローンチは見事に大失敗。投資した3000万円がほぼ無駄になりました。

原因は明確でした。私たちは「顧客が欲しがりそうなもの」を作っていたのです。美咲さんと全く同じ過ちでした。

その失敗から学んだのが、企業レベルで実践している「顧客の本音」を見抜く3つの分析手法です：

大企業では当たり前のこの手法を、個人の副業レベルに落とし込めていない人があまりにも多い。

美咲さんも、この手法を使って分析し直したところ、彼女のターゲットが本当に求めているのは「時短レシピ」ではなく「料理への罪悪感からの解放」だったことが判明しました。

商品を変えた結果、翌月から売上が10倍になったのは言うまでもありません。

次章では、この分析手法を具体的にどう実践するか、詳しく解説していきます。

前章で「顧客が本当に求めるもの」の見抜き方をお話ししましたが、実はここに大きな落とし穴があります。

多くの人が「ターゲット設定」と聞くと「20代女性」「30代男性」といった表面的な属性で区切ってしまうんです。しかし、同じ20代女性でも、会社員と学生では生活リズムも購買行動も全く違います。

私のコンサル生の中で、同じダイエット商品を扱いながら、売上に10倍の差が出たケースがありました。違いは何か？商品設計を「職業別のライフスタイル」に合わせたかどうかです。

次章では、この4つの属性別に「響く発信内容」の違いを具体的に解説します。

前章で属性別のアプローチの違いを説明しましたが、実際にどうやってターゲットを深掘りするか。ここで私が企業時代に使っていた「顧客ペルソナ作成法」を副業レベルに改良したテクニックを公開します。

正直、最初は完全に失敗しました。企業で使っていた手法をそのまま副業に適用したんです。結果、3週間かけて作った50ページの分析資料。しかし、いざ商品を作ってみると全く売れない。

問題は「情報過多」でした。企業レベルの分析は個人には重すぎたんです。

そこで編み出したのが「3つの質問だけペルソナ法」です。

この3つを明確にするだけで、刺さる商品が見えてきます。

実際、私のコンサル生の佐藤さん（仮名）は、この手法でターゲットを「残業続きで疲れ果てた30代男性会社員」から「朝の通勤電車で『今日も長い一日が始まる』と憂鬱になり、夜は『明日もまた同じ日が続く』と不安になる人」に変更。

結果、「10分で心が軽くなる朝のルーティン術」という商品が月50本売れるヒット商品になりました。

大事なのは「感情の動き」を捉えること。統計データより、一人の人間の一日の感情を深く理解する方が、副業レベルでは圧倒的に効果的です。

あなたも今すぐ、想定しているお客様に対してこの3つの質問を投げかけてみてください。答えがすぐに浮かばないなら、まだターゲットが見えていない証拠です。

これまで商品設計やターゲット設定について話してきましたが、正直言って「理論はわかったけど、本当にうまくいくの？」と思っている人も多いでしょう。私も同じでした。

そこで今回は、私がコンサルしてきた中で、表面的なSNSテクニックから卒業し、本質的な価値提供ができるようになった人たちの実例をお話しします。

実は、この3つの共通点には更に深い原理があります。それが次章でお話しする「継続的に稼げる人の思考回路」です。

前章で成功事例を紹介しましたが、きっと「具体的にどうやって顧客の本音を聞き出せばいいの？」「どうやって商品設計すればいいの？」と思っているはずです。

正直、私も最初は手探りでした。企業時代は専門チームと潤沢な予算があったので、個人で始めるときは本当に困ったんです。

そこで実践したのが、今回ご紹介する2つの具体的な手法です。

ぶっちゃけ、この2つがあれば「なんとなく良さそう」で商品を作ることはなくなります。私自身、この手法で年間2000万円の売上を副業で作りました。