無料の15分お茶会を100回やって分かった本当に売れる商品の作り方

はじめまして。

僕は現在、SNS副業で月収50万円を安定して稼いでいますが、実はつい1年前まで、フォロワー2万人もいるのに月収1万円という情けない状況でした。

この話をすると、多くの人が「え、フォロワー2万人もいて1万円？」と驚きます。でも、これが現実なんです。実際、僕の周りにも同じような状況の人がたくさんいます。

フォロワー1万人で「インフルエンサー」と名乗り、3万人で「成功者」と思われがちな今のSNS副業界。でも蓋を開けてみると、フォロワー数と収益は全く比例していません。

僕がなぜこんな失敗をしたのか。それは、SNS副業の本質を全く理解していなかったからです。

当時の僕は、とにかくフォロワーを増やすことばかりに集中していました。毎日投稿し、相互フォローを繰り返し、トレンドに乗った投稿を量産する。確かにフォロワーは順調に増えました。でも収益は全く上がらない。

なぜなら、僕のフォロワーの大半は「なんとなくフォローしてくれた人」や「相互フォロー目的の人」だったからです。僕の投稿に本当に価値を感じ、お金を払ってでも欲しいと思う人は、2万人中わずか100人程度しかいませんでした。

この現実に直面した時、僕は愕然としました。SNS副業って、こんなに効率が悪いものなのかと。

でも今振り返ると、問題はSNS副業そのものではなく、僕のやり方が根本的に間違っていたんです。

もしあなたも同じような状況にいるなら、安心してください。この失敗こそが、本当に稼げるSNS副業への第一歩なんです。

あの失敗から1年が経ち、僕は同じような悩みを抱える人たちと100回以上のお茶会やオンライン相談を重ねてきました。

最初は「自分だけの問題かもしれない」と思っていたのですが、話を聞けば聞くほど、みんなが驚くほど似たような罠にハマっていることがわかったんです。

フォロワー数、いいね数、インプレッション数…みんなこの数値を上げることに必死になっています。僕もそうでした。毎日数値とにらめっこして、「今日はいいねが少ない」「フォロワーが減った」と一喜一憂していました。

でも、ここに落とし穴があります。

相談者の85%が「フォロワーは増えているけど売上が上がらない」と悩んでいました。中には1万人を超えているのに月収3000円という人もいます。これって明らかにおかしいですよね。

問題の根本は「本質的価値提供の欠如」にありました。

みんなフォロワーを増やすことばかりに集中して、「その人たちに何を提供できるのか」を真剣に考えていないんです。バズる投稿の作り方は研究するけど、読者の本当の悩みは知らない。これでは稼げるはずがありません。

実際、相談に来る人の多くが「自分の商品が何なのかわからない」「なぜその商品を買ってもらえるのかわからない」と言います。

さらに深刻なのは、業界全体がこの構造的問題を抱えていることです。SNS運用のノウハウは溢れているのに、「価値提供」について語られることは驚くほど少ない。

結果として、数値は立派だけど収益化できない「見せかけのインフルエンサー」が量産されているのが現状です。

もしあなたも同じような状況なら、安心してください。これは個人の能力の問題ではなく、業界全体の構造的な問題なんです。

次の章では、この罠から抜け出すための具体的な方法をお話しします。

100回のお茶会を通じて見えてきた共通の罠について前章でお話ししましたが、実はその過程で、僕自身も大きな気づきを得ることができました。

最初、お茶会を始めたときは正直「地味すぎるな」と思っていたんです。華やかなマーケティング手法や最新のSNS戦略を学ぶセミナーが溢れる中で、コーヒー1杯でゆっくり話を聞くなんて、なんとも古臭いアプローチに感じていました。

でも、この「地味すぎる」方法こそが、僕に最も重要な真実を教えてくれたんです。

50人目くらいの方とお話ししていたとき、その方がポロッと言った一言が転機でした。

この言葉を聞いたとき、僕は自分の1年前の姿と完全に重なって見えました。そして気づいたんです。みんなが求めているのは「もっと効率的な投稿方法」や「バズるテクニック」ではない。本当に欲しいのは「安心感」だったんです。

数値に追われる不安感。競合他社に置いていかれる恐怖感。努力が報われない焦燥感。

お茶会で100人の話を聞く中で、僕は表面的な「やり方」の奥にある、深い感情の層に気づくことができました。フォロワーが増えない理由も、収益が上がらない原因も、実はここにあったんです。

それまでの僕は「どうやって投稿すべきか」「どんなコンテンツを作るべきか」という「How」ばかりを追い求めていました。でも、本当に必要だったのは「なぜその人がSNSを始めたのか」「どんな未来を描いているのか」という「Why」の部分だったんです。

この気づきが、僕のSNS運用を根本から変えました。テクニック中心のアプローチから、人の心に寄り添うアプローチへ。この転換が、結果的に月収50万円という成果につながったんです。

地味なお茶会が教えてくれた真実。それは「人は感情で動く」という、マーケティングの最も基本的で、最も重要な原則でした。

お茶会で見えてきた真実を踏まえて、僕は実際に商品づくりに取り組み始めました。

でも、正直に言うと最初の商品は惨憺たる結果でした。お茶会で聞いた悩みをもとに「SNS運用の完全マニュアル」を作ったのですが、50人にアプローチして成約したのはわずか3人。成約率6%という数字に愕然としました。

「やっぱり僕には無理なのかな…」

そう思いかけたとき、成約してくれた3人と、断られた47人の違いを徹底的に分析してみたんです。

この気づきから、商品の切り口を完全に変えました。「完全マニュアル」ではなく「30日で月1万円稼ぐ最短ルート」として、より具体的で緊急性のあるものに。

結果、同じ内容でも成約率は20%まで上がりました。

この第3版の商品で、ついに成約率80%を達成したんです。

振り返ると、この過程で学んだのは「商品は作って終わりじゃない」ということ。顧客の声を聞き続け、改善し続けることで、本当に求められる商品が生まれるんだと実感しました。

成約率80%の商品が生まれた背景をお話ししましたが、実際に運用していく中で気づいたのは「属性によって悩みの質が全く違う」ということでした。

同じ「SNS副業で稼ぎたい」という目標でも、会社員と主婦では制約が違うし、学生とフリーランスでは使える時間も資源も全然違うんです。

重要なのは、自分の属性に合わない戦略を無理に真似しないこと。会社員が主婦向けの戦略をやっても続かないし、学生がフリーランス向けの手法をやっても結果は出ません。

次の章では、これらの属性別アプローチを具体的にどう実践していけばいいか、より詳しくお話ししていきます。

属性別のアプローチで成果が出始めてから、僕は一つの重要な問題に気づきました。

それは「みんなテンプレートに依存しすぎている」ということです。

「◯◯するだけで月収10万円」「コピペで稼げる文章術」「フォロワー1万人増やす7つのステップ」…

巷にはこんなテンプレートが溢れかえっています。そして多くの人が、このテンプレートを求めているんです。

実際、僕のところに相談に来る人の8割以上が「何か良いテンプレートはありませんか？」と聞いてきます。

気持ちはわかります。僕も昔は「楽に稼げる方法はないかな」と思っていました。でも、これこそが最大の罠なんです。

テンプレートに頼り続けると、思考が停止します。目の前の状況を分析し、自分なりの解決策を考える力が削がれていくんです。

結果として、テンプレートが通用しなくなったとき（そして必ず通用しなくなります）、何もできなくなってしまいます。

僕が成約率80%を達成できたのは、テンプレートを卒業して、一人ひとりの状況を深く分析し、その人だけの解決策を提案できるようになったからです。

まず「なぜ？」を5回繰り返すことから始めてください。

例えば「フォロワーが増えない」という悩みに対して：

• なぜフォロワーが増えないのか？→投稿に反応がないから
• なぜ反応がないのか？→ターゲットに刺さっていないから
• なぜ刺さっていないのか？→ターゲットの悩みを理解していないから
• なぜ理解していないのか？→直接話を聞いたことがないから
• なぜ話を聞いていないのか？→面倒だと思っているから

こうやって掘り下げると、本当の問題が見えてきます。そして、その問題に対する「あなただけの解決策」が見つかるんです。

テンプレートに頼るのは楽ですが、長期的な成功は望めません。本質的な思考力を身につけた人だけが、この変化の激しい時代で生き残れるんです。