新卒でSNS起業に失敗した私が、会社員経験を経て理解した『ビジネスの基礎体力』の重要性

こんにちは。僕は過去3年間で200名以上のSNS副業コンサルティングを行ってきた者です。

率直に言います。あなたがこの記事にたどり着いたということは、おそらくSNS副業で思うような結果が出ていないのではないでしょうか。毎日投稿しているのに反応がない、フォロワーは増えるけど収益に繋がらない、そもそも何を発信すればいいかわからない…。

そんな状況にいるなら、まず安心してください。あなたは決して珍しい存在ではありません。

僕のもとに相談に来る方々の約8割が、同じような悩みを抱えています。先月だけでも15件の相談がありましたが、そのうち12件が「3ヶ月以上頑張っているのに月1万円も稼げない」という状況でした。

実は、僕自身も最初は完全に失敗組でした。2年前、副業でInstagramを始めたとき、毎日2時間かけて投稿を作り、ハッシュタグを30個つけて投稿していました。結果は惨憺たるもの。6ヶ月で獲得できた収益は、たったの3,200円です。

しかし、コンサル生たちの失敗パターンを分析し続けた結果、「稼げない人」には驚くほど共通した特徴があることがわかりました。そして、それらの多くは、巷で語られている「正しいとされる方法」を忠実に実行した結果だったのです。

この現実を受け入れるのは辛いかもしれません。でも、問題の本質を理解することが、現状を打破する第一歩になります。

実は、僕自身もSNS副業で大きな失敗をした経験があります。新卒で入った会社を辞めて、SNSマーケティングの会社を立ち上げようとしたときの話です。

当時の僕は「フォロワー数こそが正義」だと信じ切っていました。Twitterで毎日バズるツイートを狙い、インスタでは流行りのハッシュタグを片っ端から付けて投稿。確かにフォロワーは順調に増えました。半年で1万人を突破したときは、正直有頂天でした。

「これでビジネスは成功したも同然だ」

そう思っていた僕に現実が牙を剝いたのは、実際にサービスを販売し始めたときでした。フォロワー1万人に対してローンチした結果、なんと成約は3件のみ。売上は15万円程度で、それまでの広告費や時間を考えると完全に赤字でした。

さらに痛烈だったのは、購入してくれた3名のお客様の反応です。「思っていたサービスと違った」「期待していたほどの効果がない」という声が相次ぎました。なぜこんなことになったのか？

答えは単純でした。僕はフォロワーを「数」として見ていて、「人」として見ていなかったのです。バズを狙って書いたツイートに反応する人たちと、僕のサービスを本当に必要としている人たちは、まったく別の層だったのです。

流行りのハッシュタグで集めたフォロワーは、そのハッシュタグの内容に興味があっただけ。僕のビジネスには何の関心もありませんでした。1万人のフォロワーがいても、実際にはゼロからのスタートと変わらない状況だったのです。

この失敗で僕は200万円の借金を背負い、実家に帰ることになりました。プライドはズタズタ、友人には会わせる顔がない。そんな状況で気づいたのは、「テクニックに頼った時点で、もう負けは決まっていた」ということでした。

この失敗を経験した後、僕は一度立ち止まって考え直しました。そして3年間だけ、とある中堅IT企業で会社員として働くことにしたんです。

正直、プライドもありました。「僕が会社員なんて」という気持ちも。でも、この3年間で学んだことが、今の僕の事業の根幹を支えています。それが『ビジネスの基礎体力』の正体でした。

会社では法人向けのシステム営業を担当しました。最初は苦戦の連続。なぜなら、僕はずっと「商品の機能」や「自社の強み」を一方的に説明していたからです。SNS時代と同じ発想ですね。

転機は入社1年目の夏。ある製造業の社長との商談でのことです。僕が30分かけて熱弁した後、その社長はこう言いました。

「君の話はよくわかった。でも、うちの本当の問題は売上じゃない。現場の職人が高齢化して、技術継承ができないことなんだ。システムでそれを解決できるのか？」

その瞬間、僕は気づきました。僕は商品を売ろうとしていた。でも、お客様が求めているのは問題の解決だったんです。

そこから僕は変わりました。商談では最初の30分は必ず相手の話を聞く。課題の本質を掘り下げる。時には「うちの商品では解決できません」と正直に伝えることも。

結果、2年目からトップセールスになりました。でも重要なのは売上ではありません。僕が身につけたのは以下の3つの基礎体力でした。

この基礎体力こそが、SNS副業で成功するための土台だったんです。フォロワー数やバズりは表面的な指標に過ぎません。本当に必要なのは、読者の抱える問題を理解し、それを解決する価値を提供し続けること。

次の章では、この基礎体力をSNS副業にどう活かすか、具体的な方法論をお話しします。

会社員時代に学んだビジネスの基礎体力について話しましたが、実際にコンサルティングを始めてから分かったことがあります。それは、読者の属性によって陥りやすい失敗パターンが驚くほど明確に分かれるということです。

今回は、僕がコンサルしてきた200名以上の事例から見えた、属性別の「稼げない原因」と「それぞれの強み」について率直にお伝えします。

厳しい現実をお伝えしました。でも各属性には必ず活かすべき強みがあります。大切なのは、自分の属性の弱点を認識し、強みを最大化する戦略を取ることです。

属性別の課題を理解し、ビジネスの基礎体力を身につけた後、僕は再びSNS副業の世界に戻りました。しかし今度は、以前とは全く違うアプローチを取ったんです。

数百人のフォロワーから毎月安定して案件依頼が来る状態。これが本当の意味での「稼げるSNS副業」だったんです。そしてこの経験が、今のコンサルティング事業の基盤となっています。

ここまで読んでくださったあなたは、きっと「自分の現在地を正確に把握したい」「次に何をすべきか明確にしたい」と感じていることでしょう。

実際、僕のコンサル生からも「まずは自分のビジネス基礎体力がどのレベルにあるのか知りたい」という声が本当に多いんです。自分の弱点を客観視できなければ、効果的な改善策は打てませんからね。

そこで今回、これまでお話しした内容をベースに『ビジネス基礎体力診断シート』を作成しました。これは僕が実際にコンサル時に使用している診断項目を、個人でも使えるように体系化したものです。

診断項目は大きく5つの分野に分かれています：

この診断を受けることで、あなたの現在地と優先的に改善すべきポイントが明確になります。加えて、これまでお話しした失敗事例100選や、属性別の改善ロードマップ、実際の顧客心理分析シートなども合わせてお渡しできるメルマガを配信しています。

押し売りするつもりは全くありません。ただ、本気でSNS副業を成功させたいなら、まずは現実と向き合うことから始めませんか？

ここで、客観的なデータもご紹介しておきます。総務省の「情報通信白書」によると、SNSを活用した副業に取り組む個人のうち、月収10万円以上を安定して稼いでいるのは全体の約3%に過ぎません。

この数字が示すのは、多くの人が表面的なテクニックに頼って失敗している現実です。しかし、逆に言えば、正しいアプローチを取れば上位3%に入ることは十分可能だということでもあります。

私が実際に観察し続けた結果として分かったのは、成功している3%の人たちは例外なく「相手ファースト」の思考を持っているということ。これは私自身の体験談だけでなく、統計的にも裏付けられた事実なのです。