はじめまして。私はネットビジネスのコンサルティングを行っている名無しのマーケターです。今日は少し特別な話をさせていただきます。

先日、私のコンサル生から嬉しい報告がありました。「3ヶ月で月収15万円を達成しました！」という内容です。確かにこれは素晴らしい結果ですが、この数字だけを見て「簡単に稼げるんだ」と思われるなら、それは大きな誤解です。

実は、この成功の裏には絶望的とも言える期間がありました。彼が最初に私のもとを訪れたのは、実に8ヶ月前のことです。つまり、最初の5ヶ月間は、ほぼ収益ゼロの状態が続いていたのです。

彼は毎日3時間、時には5時間もの作業を継続していました。しかし結果は出ない。周りからは「まだそんなことやってるの？」と言われる。家族からの理解も得られない。そんな状況で何度も挫折しそうになったと聞いています。

私自身も同じような経験をしました。独立当初、11ヶ月間は月収3万円以下。貯金は底をつき、友人との付き合いも断らざるを得ませんでした。成功している人の話を聞いては「なぜ自分にはできないのか」と自問自答の日々でした。

でも、ここで重要なのは「継続」ではありませんでした。市場は甘くありません。正しい方向に向かって継続した者だけが、突然訪れるブレイクスルーを掴むことができるのです。

今、この文章を読んでいるあなたも、もしかすると同じような状況にあるかもしれません。結果が出ない焦り、周囲の目、経済的な不安。そのお気持ち、痛いほどわかります。

しかし、諦めるのはまだ早い。なぜなら、多くの人が間違ったアプローチで努力を続けているからです。正しいターゲット分析と導線設計があれば、必ず道は開けます。

この結果を聞いて、私は複雑な気持ちになりました。なぜなら、多くの方が「毎日投稿してるのに全然稼げない」という相談を私に持ちかけてくるからです。

先月開催したワークショップでも、参加者の9割が同じような悩みを抱えていました。「YouTube毎日投稿して半年」「ブログ記事100本書いた」「SNSで1日3回は発信してる」。皆さん、確かに努力はされています。でも結果が出ない。

その理由を探るために、参加者全員に「なぜ毎日投稿をしているのですか？」と質問しました。すると、ほぼ全員から返ってきた答えが「成功している人がそう言っているから」でした。

成功者が「毎日投稿しろ」と言うのは、それが「手段」だからです。でも多くの人は、それを「目的」にしてしまっている。毎日投稿することが目標になって、本来の目的である「ターゲットへの価値提供」を忘れてしまっているんです。

これは料理に例えるなら、「美味しい料理を作る」という目的を忘れて、「毎日キッチンに立つ」ことだけに集中している状態です。キッチンに立つのは手段であって、美味しい料理という価値を生み出すことが本当の目的ですよね。

さらに問題なのは、この「とりあえず毎日投稿」という表面的なテクニックが、まるで万能薬のように売られていることです。書店に並ぶビジネス書、YouTubeの広告、SNSのインフルエンサー…皆が同じことを言っています。

でも現実はどうでしょうか。毎日投稿している人は山ほどいますが、その中で実際に成果を出している人はほんの一握りです。なぜこの事実に目を向けないのでしょうか。

私のコンサル生が3ヶ月で結果を出せたのは、毎日投稿したからではありません。最初の2ヶ月間、彼は投稿の「質」を徹底的に見直し、ターゲットが本当に求めている価値は何かを考え抜いた結果です。量より質、そして何より「なぜその発信をするのか」という目的を明確にしたからこそ、結果がついてきたのです。

さて、前章でお話しした「致命的な勘違い」を踏まえて、今度は具体的な解決策に移りましょう。私のコンサル生たちが実際に結果を出した、ターゲット別の導線設計をご紹介します。

「結局、どうすればいいの」と思われている方も多いでしょうから、今回は4つの代表的なターゲット層に分けて、それぞれの成功パターンをお見せします。

前章でお話しした成功パターンは、実はあるワークショップでの「気づき」から生まれたものです。今日はその舞台裏をお話ししましょう。

「うわあ、完全に逆のことしてました」

この言葉は、東京で開催したワークショップで、参加者のAさん（30代会社員）が発した一言でした。私がターゲット分析と導線設計の考え方を説明した瞬間、Aさんの表情が一変したんです。

Aさんは半年間、副業系の発信を続けていましたが、月収はわずか3,000円。「なんで稼げないんだろう」と悩んでいました。しかし、ワークショップでターゲット分析をした結果、衝撃の事実が判明したんです。

「僕、会社員向けに発信してるつもりだったのに、実際は起業家向けの内容になってました…」

これがAさんの「目から鱗」の瞬間でした。彼は「効率的に稼ぐ方法」を発信していましたが、会社員が本当に知りたいのは「限られた時間でできること」だったんです。

ワークショップから1ヶ月後、Aさんから連絡が来ました。「発信内容を変えたら、コメントの質が全然違います！」さらに2ヶ月後には「初収益5万円達成しました！」という報告が。

でも、ここからが本当の変化でした。Aさんは金額以上に「読者との関係性が変わった」ことに驚いていたんです。「前は『いいね』だけだったのに、今は『相談したいです』って直接メッセージが来るんです」と。

実は、このパターンは他の参加者も同じでした。主婦のBさんは「同じ境遇の人にしか響かない発信」の重要性に気づき、学生のCさんは「先輩としての立場」を活かした発信に切り替えました。

皆さん共通して言うのは「技術じゃなくて、考え方が180度変わった」ということ。そして「なんで今まで気づかなかったんだろう」という後悔と、「早く知れて良かった」という安堵感です。

私がワークショップで一番大切にしているのは、この「気づきの瞬間」を作ることなんです。

ワークショップでの「気づき」をお話ししましたが、実はその後、多くの参加者から同じような相談が舞い込むようになりました。

「先生の教材買ったんですけど、うまくいかないんです」
「テンプレート通りにやってるのに結果が出ません」

この時、私は愕然としました。せっかくワークショップで本質的な考え方を伝えたのに、結局また「楽な答え」を求めてしまっている。

正直に言います。今の市場には「3ステップで月収30万円」「コピペだけで稼げる」といった甘い誘惑が溢れています。確かに、一時的には結果が出るかもしれません。でも、それって本当に持続可能でしょうか？

私のコンサル生で本当に成果を上げ続けている人たちには、共通点があります。それは「なんでこれがうまくいくんだろう？」と常に考え続けることです。

テンプレートを否定するつもりはありません。ただ、それに依存してしまうと、市場が変わった瞬間に対応できなくなる。実際、去年まで通用していた手法が今年になって急に効かなくなった例を、私は数え切れないほど見てきました。

本当に必要なのは「考える力」です。なぜその施策が有効なのか、どんな心理が働いているのか、これを自分の頭で理解できるようになること。

少し厳しいことを言うようですが、楽な道を探し続けている限り、本物のスキルは身につきません。でも、一度この「考える力」を身につければ、どんな変化にも対応できる強さが手に入るんです。

※これは私自身の体験であり、万人に当てはまるわけではありません。ただ、本質的な思考力を身につけることの重要性は、どの分野にも共通すると考えています。

前章でお話しした「考える力」の重要性を踏まえて、今回は少し違うアプローチをしてみようと思います。

「また販売ですか」と身構えられた方、安心してください。今回は一切お金をいただくつもりはありません。

来月、大阪と東京で特別なワークショップを開催することになりました。そこで、これまでお話ししてきた「ターゲット分析」と「導線設計」を実際に手を動かしながら学んでいただこうと思っています。

特に今回は、参加者全員に2つのツールを無料でお渡しします。

1つ目は「ターゲット分析シート」。前章でお話しした会社員・主婦・学生・フリーランス、それぞれの心理状態や行動パターンを整理できるワークシートです。

2つ目は「導線設計テンプレート」。ただし、これは巷にある「埋めるだけ」のテンプレートとは違います。なぜその順番なのか、なぜその言葉を選ぶのか、その「考え方」まで体系化したものです。

「無料でそんなに出して大丈夫なんですか」とよく聞かれますが、私は本気で皆さんに結果を出してもらいたいんです。

ワークショップの詳細と申し込みは、下記のメールマガジンでお知らせします。定員は各回20名までとさせていただきますので、ご了承ください。

1. 毎日投稿は「手段」であって「目的」ではない
多くの人が陥る致命的な勘違いは、毎日投稿という行為そのものを目的化してしまうこと。本来の目的は「ターゲットへの価値提供」です。

2. ターゲット分析とは属性分けではなく、生活リズムと心理状態の追体験
「30代・会社員・副業希望」という表面的な分類ではなく、その人の1日の時間の使い方、その時々の感情を理解することが本質的なターゲット分析です。

3. テンプレートではなく「考える力」を身につける
一時的な成果よりも、市場の変化に対応できる思考力を育てることが、持続的な成功への道です。