300万円を失った元サラリーマンが語る、SNSマーケティングで本当に大切なこと

はじめまして。今日は恥ずかしい話をしに来ました。

いきなりですが、僕はSNSマーケティングで300万円を失いました。しかも、その大半は借金です。

「また胡散臭い話か」と思われるかもしれません。でも、これは紛れもない事実です。通帳の残高がマイナス表示になった時の絶望感は、今でも鮮明に覚えています。

3年前の僕は、会社員として真面目に働いていました。父の背中を見て育った僕は、人との信頼関係を何より大切にする性格でした。そんな僕が、なぜこんな失敗をしたのか。

きっかけは「月収100万円達成！」という広告でした。SNSマーケティングのオンライン講座。講師は若い起業家で、高級車と豪華な生活をSNSで見せつけていました。

「自分も変わりたい」
「家族にもっと良い生活をさせたい」

そんな純粋な気持ちが、僕を甘い罠へと導きました。

最初は30万円のベーシックコース。次に80万円のアドバンスコース。最後に150万円のVIPコンサル。気がつけば、消費者金融で借金をしてまで投資していました。

結果はどうだったか？

売上はゼロ。フォロワーは業者ばかり。残ったのは借金と、家族の失望した顔だけでした。

僕は完全にテクニック偏重の情報に踊らされていたのです。「この投稿テンプレートで必ず売れる」「このハッシュタグで爆伸び確定」そんな小手先のノウハウばかりを追い求めて、本当に大切なことを見失っていました。

父が教えてくれた「人との信頼関係」という基本中の基本を、僕は忘れていたのです。

でも、この失敗があったからこそ気づけたことがあります。SNSマーケティングで本当に成功するために必要なのは、高額な講座でもテンプレートでもない。もっとシンプルで、もっと人間的なものだったのです。

もしあなたが今、僕と同じような状況にいるなら、この先を読み進めてください。借金を背負ってでも学んだ、本当に価値のある話をお伝えします。

300万円を失った話をしましたが、実はその後もさらに痛い目に遭いました。

今度は「フォロワーを増やせば売上が上がる」という新たな幻想に取り憑かれたんです。

毎日投稿、ハッシュタグ研究、エンゲージメント率の分析…。ありとあらゆるテクニックを駆使して、必死にフォロワーを増やしました。

結果、1年でフォロワーは1万人を突破。数字を見るたびに「今度こそ成功だ」と胸が躍りました。

でも、売上は？

ゼロ円でした。

正確には、商品を紹介しても反応がない。たまにコメントがついても「いいね」だけ。購入に繋がることは皆無でした。

当時の僕は完全に迷子状態。「1万人もフォロワーがいるのに、なぜ誰も買ってくれないんだ？」

今思えば答えは明白でした。僕は画面の向こうにいる「人間」を見ていなかったんです。

フォロワーを「数字」としか捉えていませんでした。一人ひとりに悩みがあって、日々の生活があって、大切にしているものがあることを完全に忘れていました。

父がよく言っていた言葉を思い出します。「商売は人と人のやり取りだ。相手の気持ちがわからない奴に、物は売れない」

でも当時の僕の頭にあったのは、フォロワー数、リーチ数、インプレッション数…そんな数字ばかり。

投稿する時も「どうしたらバズるか」「どうしたらフォロワーが増えるか」しか考えていませんでした。「この投稿を見た人がどんな気持ちになるか」なんて、一度も考えたことがありませんでした。

そりゃあ売れないですよね。相手の気持ちを無視して、一方的に商品を押し付けているだけだったんですから。

僕は大きな勘違いをしていました。SNSマーケティングは「人間関係」だということを、すっかり忘れていたんです。

SNSの数字ばかり追いかけて疲弊していた僕に、人生最大の試練が降りかかりました。

父の会社が倒産したんです。

30年間、地域の建設業を営んできた父。僕が物心ついた頃から、いつも作業着姿で家に帰ってくる背中を見て育ちました。

「息子には迷惑をかけたくない」

そう言って、父は最後まで一人で抱え込んでいました。僕がSNSで「成功者」を演じている間に、父は静かに会社を畳む準備をしていたんです。

倒産の知らせを聞いた時、真っ先に頭をよぎったのは「世間体」でした。SNSでキラキラした投稿をしている僕の父親が倒産なんて…フォロワーにバレたらどうしよう、そんなことばかり考えていました。

恥ずかしい話です。

でも、その後に起きたことが、僕の価値観を根底から変えました。

父の会社の後処理で実家に帰った時、玄関先に見慣れない車が何台も停まっていました。中に入ると、30年間父と一緒に働いてきた職人さんたちが集まっていたんです。

「親方には本当にお世話になった」
「最後まで僕たちの給料を確保してくれて…」
「こんな時だからこそ、何か手伝わせてくれ」

涙ぐみながらそう話す職人さんたちの姿を見て、僕は愕然としました。

SNSで1万人のフォロワーがいても、僕が本当に困った時に駆けつけてくれる人なんて一人もいなかった。でも父には、30年かけて築いた本物の信頼関係がこんなにもあったんです。

「数字」ではなく「関係」。
「見せかけ」ではなく「本質」。

父の背中が最後に教えてくれた、本当に大切なものでした。

父の倒産を機に、僕は根本的に考え方を変えました。

フォロワー数やいいね数を追いかけるのをやめて、一人ひとりのコメントに心を込めて返信するようになったんです。

最初は正直、効率が悪いと感じました。でも父が30年かけて築いた人間関係を目の当たりにした後だったので、「これでいいんだ」という確信がありました。

変化が現れたのは3ヶ月後でした。

僕の投稿にコメントをくれていた田中さんという方から、突然DMが届いたんです。

「いつも丁寧にお返事いただき、ありがとうございます。実は息子がWebマーケティングで起業を考えているのですが、相談に乗ってもらえませんか？」

その瞬間、背筋がゾクッとしました。

田中さんは僕の商品を一度も買ったことがない方でした。でも、毎回のやり取りで人となりを見てくれていたんです。

息子さんとの相談会は、僕にとって久しぶりの収入になりました。金額は大きくありませんでしたが、その意味は計り知れませんでした。

「お父さん、この人なら信頼できそうです」

息子さんがそう言ってくれた時、涙が出そうになりました。

その後、田中さん親子の紹介で新たなお客様とのご縁もいただきました。フォロワー1万人の時には見向きもされなかった僕が、たった一つの真心あるやり取りから、人と人の輪が広がっていったんです。

借金はまだ残っていました。でも初めて「この道で間違いない」という手応えを感じました。

数字を追いかけていた頃の僕は、画面の向こうにいる生身の人間を忘れていました。でも本当は、ビジネスも人生も、すべては人と人のつながりから始まるんですね。

父が教えてくれたことを、僕はようやく理解し始めていました。

前章でお話しした通り、一人ひとりに心を込めて接するようになってから3ヶ月後、僕の世界は劇的に変わり始めました。

具体的に何をしたかというと、本当に小さなことばかりです。

まず、コメントを書いてくれた人の過去の投稿を見るようになりました。「この人はどんな日常を送っているんだろう」「今、何に悩んでいるんだろう」そんなことを考えながら、一つ一つのコメントに時間をかけて返信したんです。

例えば、「参考になりました」というコメントをもらったとき。以前の僕なら「ありがとうございます！」で終わりでした。でも今は「○○さん、いつもお疲れさまです。先日のお子さんの運動会の投稿、素敵でした。僕の投稿が少しでもお役に立てて嬉しいです」といった具合に、その人の人生に関心を持って接するようになったんです。

フォロワーの数は一向に増えませんでしたが、DMで相談をいただくことが増えました。そして不思議なことに、その相談から自然と仕事の話に発展することが多くなったんです。

父が大工さんや職人さんと30年かけて築いた関係と同じことが、画面の向こうでも起きていることに気づいた瞬間でした。人は商品やサービスを買うのではなく、「この人から買いたい」という気持ちで行動するんだということを、身をもって実感しました。

ここまで僕の失敗談と、そこから学んだ人間関係の大切さについてお話ししてきました。

「なるほど、確かに人とのつながりが大事なのはわかった。でも、具体的にどうしたらいいかわからない」

そんな声が聞こえてきそうです。実際、僕のもとにもそんなメッセージがたくさん届きます。

正直に言います。僕も最初はわからなかったんです。

父の人間関係を目の当たりにして「こうありたい」と思っても、実際にどう行動すればいいのか手探り状態でした。コメントの返し方一つとっても、「これで相手に伝わるだろうか」と不安で仕方ありませんでした。

でも、一人で悩んでいても答えは出ません。だから僕は、同じように悩んでいる人たちと一緒に学べる場所を作ることにしたんです。

それが「真心つながり塾」です。

テクニックを教える場ではありません。画面の向こうにいる生身の人間と、どうやって心を通わせるかを一緒に考える場です。

僕と同じような失敗をして苦しんでいる人。フォロワーは増えるけど売上につながらない人。数字に疲れてしまった人。そんな方々と一緒に、本当の人間関係構築力を身につけていきたいと思っています。

父が30年かけて築いた信頼関係のように、時間はかかるかもしれません。でも、一人で悩むより、仲間と一緒なら必ず道は開けると信じています。

もし興味を持っていただけたら、詳細をお送りしますので、お気軽にメッセージをください。同じ失敗をする人を一人でも減らせたら、これほど嬉しいことはありません。