「毎日投稿してるのに、なぜフォロワーが増えないんだろう？」

あなたも一度は、こんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。

実は僕も、まったく同じ悩みを抱えていた一人でした。今でこそSNSマーケティングについて語っていますが、始めた当初は本当に惨めな状況だったのです。

2年前、僕がInstagramでビジネス発信を始めたとき、フォロワーはたったの50人。しかもその大半は友人や知人でした。「これではダメだ」と思い、ネットで調べた「毎日投稿すればフォロワーが増える」という情報を信じて、必死に投稿を続けました。

朝の通勤時間にネタを考え、昼休みに写真を撮り、夜遅くまでキャプションを書く。土日も関係なく、とにかく毎日投稿することだけに集中していました。

3ヶ月が過ぎても、フォロワーは70人程度。いいねは5〜10個がせいぜいで、コメントなんてほとんどありません。「もしかして、僕のコンテンツがつまらないのか？」「やり方が間違っているのか？」と自分を責める日々が続きました。

当時の僕は、SNSマーケティングの本質を全く理解していませんでした。ただ闇雲に投稿すれば結果が出ると思い込んでいたのです。

でも、この失敗体験があったからこそ、今のあなたの気持ちが痛いほどわかります。努力しているのに結果が出ない焦燥感、周りのアカウントと比較してしまう劣等感、「自分には向いていないのかも」という諦めの気持ち。

そんな同じ悩みを抱えるあなたに、僕が学んだ本当に効果的な方法をお伝えしたいのです。

フォロワーが伸び悩んでいたあの頃、僕は藁にもすがる思いで様々なマーケティング手法を試していました。

「エンゲージメント率を上げる7つの方法」「バズる投稿の黄金パターン」「フォロワー1万人への最短ルート」…

そんな情報を漁りながら、テクニックばかりを追いかけていた僕に、決定的な出来事が起こりました。

ある日、僕は自信満々で「完璧な投稿」をアップしました。トレンドのハッシュタグを使い、話題の時事ネタに絡め、視覚的にも映える画像を用意して。すべてのマーケティング理論を詰め込んだ、自分史上最高の投稿だと思っていたのです。

ところが、結果は惨憺たるものでした。いいねは普段の半分以下、コメントはゼロ。それどころか、数少ないフォロワーまで減ってしまったのです。

「なぜだ？理論通りにやったのに…」

混乱した僕は、その投稿を何度も見返しました。そして、ふと気づいたのです。

僕はテクニックばかりに夢中になって、肝心な「誰に向けて発信しているのか」を完全に見失っていたのです。自分のフォロワーがどんな人で、何に悩み、何を求めているのか。そんな基本的なことすら、まったく考えていませんでした。

その瞬間、目の前にあった「見えない壁」の正体がはっきりと見えました。

それは、相手への理解不足という名の壁でした。

どんなに優れたテクニックを使おうとも、どんなに完璧な戦略を練ろうとも、相手のことを理解していなければ、すべてが的外れになってしまう。まるで、相手の顔も見ずに会話しようとするようなものだったのです。

巷には「すぐに結果が出る」「簡単に稼げる」といった表面的な手法が溢れています。しかし、それらはすべて本質を見失った小手先のテクニックに過ぎません。

真に必要なのは、相手を深く理解すること。その人の心の声に耳を傾け、本当の悩みや願いを知ること。

この気づきが、後に僕の人生を変える「顧客観察日記」との出会いへと繋がっていくのです。

「本当に10分の観察で変われるの？」

そんな疑問をお持ちのあなたに、実際に10分観察術を実践して成果を出した方々のリアルな事例をご紹介します。

理由は明確です。顧客観察によって「自分が発信したいこと」から「相手が本当に知りたいこと」へとフォーカスが移るからです。

テクニックを学んでも結果が出なかった彼らが、なぜたった10分の観察で変われたのか？答えは、市場の「生の声」に触れることで、机上の空論から脱却できたから。

顧客の本音は、アンケートでも口コミでもなく、日常の何気ない瞬間に現れます。その瞬間を捉えられるかどうかが、成功の分かれ道なのです。

コンサル生たちの変化を見てきて確信したのは、10分観察術の効果です。でも、「実際にどうやって始めればいいの？」という声を数多くいただきました。

そこで今回、僕が実際にコンサルで使っている『顧客観察日記テンプレート』を無料で公開することにしました。

前章で顧客観察日記テンプレートをお渡ししましたが、正直に言います。僕はテンプレートを配布することに、複雑な気持ちを抱いているんです。

なぜなら、今の市場は「テンプレート思考」に支配されすぎているから。

「この型に当てはめれば成功する」「このパターンを真似すれば稼げる」そんな甘い言葉で溢れかえっています。でも、本当にそれで満足ですか？

僕のコンサル生で最も成果を出した人たちに共通するのは、テンプレートを「出発点」として使い、そこから自分なりの観察眼を磨いていったことです。

たとえば先ほど紹介したAさん。最初はテンプレート通りに観察していましたが、2週間後には「このテンプレートだと自分の業界の特性を捉えきれない」と言って、独自の項目を追加してきました。

その瞬間、僕は確信したんです。「この人は必ず成果を出す」と。

一方で、いつまでもテンプレートに依存し続ける人は、残念ながら表面的な改善で終わってしまいます。

あなたには、テンプレートの奴隷になってほしくありません。本物の観察力を身につけ、顧客の心の奥底にある真のニーズを見抜く力を手に入れてほしいのです。

そのために大切なのは、継続的な実践と自分なりの改良を重ねることです。市場に溢れる表面的な手法ではなく、一生使える本物のスキルを身につけませんか？